青柳金次郎翁之像

青柳金次郎氏は、戦後の混乱期を経て青果物取引が統率配給会社制から民営の卸売会社と仲卸・仲買業者制に戻ったのち、仲買業者でつくる東京都青果物商業協同組合の築地支所長および東京農産株式会社顧問として活躍。組合組織の礎を築くことで都民の食を下支えする青果物取引の発展に貢献したらしいことがわかるが、現在の銅像の下に埋め込まれた青銅製の碑文のレリーフは風化と浸食が進み、元来の達筆と相まって判別が難しい。

築地市場の豊洲移転の際に移設がかなわず、像は取り壊されてしまったか、所在が不明となってしまった。