明治神宮は明治天皇と昭憲皇太后をお祀りする神社で、清らかで森厳な内苑を中心に、聖徳記念絵画館を始め数多くの優れたスポーツ施設を持つ外苑と、結婚式とセレモニー、パーティー会場の明治記念館とからなっています。
この外苑の敷地は、もと陸軍の青山練兵場で、明治天皇の親臨のもとにしばしば観兵式が行われ、なかでも明治二十三年(1890)二月十二日の憲法発布観兵式や、明治三十九年(1906)四月三十日の日露戦役凱旋観兵式などは、特に盛大でありました。〜明治天皇がご観兵される時は、いつもこの榎の西前方に御座所が設けられたので、この榎を「御観兵榎」と命名した。・・・(説明板より抜粋)
この通りは明治天皇が宮城より海軍兵学校に御行幸された折にお通りになられたことから、みゆき通りと呼称されるようになったといわれている。また門扉はその時代南フランスの貴族の館で使用されていたものである。
1944年6月に深川区民の2600年事業として、明治天皇聖蹟記念碑の除幕式が行われたとのこと。http://www.e.kaiyodai.ac.jp/historic.html
【千葉県指定史跡】…明治天皇は明治6年から明治45年までに計10回、のべ35日間にわたって千葉県に滞在されました。最初のご来県の明治6年4月29日に昼食をとられたのが、当時の船橋町九日市の旅館業桜屋、山口丈吉宅です。同家は明治天皇が千葉県で初めて民間に宿泊された家で、その後もしばしばご利用になり、通算で宿泊10回、昼食5回、小休憩2回と千葉県では最も多く立ち寄られています。(船橋市HPより)
「ならしのちめいはっしょうのち つけたり めいじてんのうちゅうひつのところのひ」…明治6年、西郷隆盛らを従えた明治天皇は千葉県下に初めて行幸。近衛兵の演習を御覧になり、演習の地を「習志野ノ原」の名を賜った。
明治13年、明治天皇が行幸され、東葛飾郡柏町の寺嶋家でご休憩されました。寺嶋家は江戸時代より現在の柏市に居を構えた名士で、江戸時代より儒学者や思想家に居宅を開放し、近在の住民を含めて私塾を開設していました。
【国指定史跡】1881年（明治14年）6月および1882年（明治15年）6月に、明治天皇が千葉県下の下総種畜場（後の宮内庁下総御料牧場）へ行幸される際に成田山を行在所（あんざいしょ）と定た。
明治17年12月、明治天皇は女化原(現牛久市女化町・さくら台付近)で行われた近衛砲兵大隊による大規模な大砲射的訓練を視察するためにおとずれ、名主の飯治左衛門宅に宿泊したことを記念して。
明治6年(1873)大和田原で行われた近衛兵の演習を閲兵するために明治天皇が立ち寄りました。ここは丁度、習志野原陸軍操練場、大和田宿の本陣があった所です。碑は、大正11年9月に大和田町が立てたものです。
明治天皇御野立所は、小間子原とその周辺一帯で近衛兵団が大演習を行った明治15年(1882年)5月に明治天皇が演習を総覧された場所です。昭和10年(1935年)に「史蹟名勝天然記念物保存法」により史蹟に指定されましたが、戦後、指定は取り消されています。
「明治7年（1874）9月19日、明治天皇が神田明神に御親拝になられた。東京の神社で明治天皇が親しく御参拝なさったのは靖國神社と神田明神のみであった。明治7年という年は、二の宮に少彦名命が迎えられ平将門霊神が本殿から摂社へ遷座されるなど様々なことが起こった年で、非常に慌しい中での明治天皇御親拝であった。碑は紀元二千六百年奉祝として昭和15年（1940）に建立された。」（神田明神HPより抜粋）
この碑の建つ場所は、明治年間に幾度も明治天皇のレガッタ視察のために玉座をしつらえた場所です。現在は堤防が整備されて隅田川の様子があまり見えませんが、かつては土で造った堤防に桜が植えられ、たいへん風情がある光景でした。そうした場所で、明治15年11月21日、同26年6月3日、同27年4月2日、同29年12月18日の4度にわたりレガッタを天覧したのです・・・（碑分より抜粋）
「明治天皇本町行在所跡は、明治天皇が宿泊した片岡本陣のあった場所で、この事蹟を記念し、本陣跡の土地の一部を整備し、石碑が建てられました。明治天皇がこの場所に宿泊したのは、明治11年、北陸・東海御巡幸の際、11月7日のことでした。碑文は平沼駿一郎の筆跡で「明治天皇聖蹟」と刻まれています。昭和14年10月に碑文の除幕を行い、昭和15年10月に落成しました。」（小田原市役所HP参照）
「この場所は、小田原宿に4軒あった本陣のうちの筆頭、清水金左衛門本陣跡です。明治天皇が宿泊されたのは、明治元年（1868）10月8日の御東行の際を初めとして5回を数えます。明治天皇聖跡保存会は、この土地を買収して、昭和15年10月に落成しました。」（小田原市役所HP参照） 碑文は近衛文麿の筆跡で「明治天皇小田原行在所阯」とある。
明治元年九月二十日、明治天皇は東京行幸のため京都御所を出発され、 十月十二日、川崎宿に御到着された。 その当時、多摩川には橋が架けられていなかったため、 地元では対岸まで二十三艘の船を並べて船上に板を敷き、渡御を仰いだ。 とき、まさに近代への夜明けであった。(碑文より)
